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[Taxi not found] セルフライナーノーツ

ここではTaxi not foundと、その各曲に関するエピソードを紹介します

  • Taxi not found
    1stのリリースから一年たち、度々行っていたセッションと、各々作成していた音源のデータが揃ってきたこともあり制作が始まった。
    アルバムタイトルは終電もタクシーも逃した駅前の様子をイメージしている。
    また、各楽曲のタイトルは駅周辺にありがちな実在する店名を取り込んでいる。
    音源としての統一感を出すため、各曲のアレンジとミックス、マスタリングは全てなおkが担当した。
    アルバム全体として、ある程度の音量で鳴らすことを意図した仕上がりになっているため、積極的に音量を上げて聴いてほしい。

  • 1. Cuts
    スタジオでのセッションデータを集めてなおkが再構成した一曲であり、
    エレクトロマサルニクスのグループとしての音が最も強く現れている。

  • 2. Tube out hatch
    前作「ELCTR1ST」リリース会場となった2022春M3の自スペースにて、
    トールエサキがライブ録音したトラックを発展させる形で完成した一曲。

  • 3. Pronto
    90年代のシンセサイザー&ハード音源を駆使して録音された一曲。
    2023年をクラブで迎えたなおkが、新年一発目に聴いたクラフトワークに受けた刺激を反映している。

  • 4. What's after me
    当初はアンビエント方向での制作を開始した有間シンが、
    やはりファズを踏みたい誘惑に負けて開放したシューゲイズなトラックをなおkがアブストラクトに再構成した一曲。

  • 5. It's so male look
    「2. Tube out hatch」と同様の手法で作成した一曲。録音時にはハードミニマル的なアプローチのトラックであったが、
    ポップな要素を混ぜていくことにより最終的にはパンク的な焦燥感が香ることになった。

  • 6. Hub
    スタジオでのセッションデータに合成音声の素材を加え、なおkが組み上げた一曲。
    本アルバムのリードトラック筆頭。
    Taxi not foundはここからスタートした。

  • 7. He's darker, call and know trick it
    トールエサキによるマシンセッションの録音データをブラッシュアップする形で完成した。
    一曲だが十二分の長さがあるためクロージングトラックとしての役割は十二分に果たしている。